物の形を象つた、象形文字から発展した中国古代の書体である篆書は、物事の表情を生き生き伝えてきました。 その後「篆書」を簡略化した「隷書」、速く書き易い書体「草行書」一点一画を丁寧に書いた書体「楷書」など時代とともに「篆書」を基に変遷してきました。 しかし、最近では字形の面白さから装飾文字やデザインとして、「篆書」が用いられることが多くなり、デジタル業界では「篆書体フォント」などが作られ、機械彫りに利用されている現状です。 篆刻用書体は「説文解字」という文献を基準に、正しい書体が永年守られてきましたが、「篆書体フォント」は字形に対してはかなり自由であり「説文解字」の字形を基準とすると「間違い」とされる字形が存在します。 今回の講演会では、このような問題点を取り上げ、当組合の「佐野弘和先生」が今後の印章価値を高める方策を解説して頂けますので、多数の方々のご参集をお待ちしております。
開催日時:平成20年11月27日(木)午後7時30分~
開催場所:市川三郷町六郷支所
講師 :佐野弘和 氏 山梨県印章業組合連合会 副会長 六郷印章業連合会 理事
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